- 滞在時間の目安
- 各展示エリアの見どころ
- 特別展やワークショップの情報
- 料金・駐車場の情報
相模川に生息している川魚を実際に見たり、ふれあい体験ができる子連れに優しい小さな水族館。特別展やワークショップも手が込んでいて、いつでも新鮮に楽しむことができます。

大規模施設にはないコンパクトさと、手を突っ込んでエサやりができるような体験の濃さが魅力!
この施設なら小さなお子様が人混みに疲れることなく、初めての感動体験を親子で安全に楽しめます。
この記事では、館内のゾーンの雰囲気や滞在時間、ワークショップや混雑状況まで、初めて行く方が知りたい情報をまとめて紹介します。

魚や川の生き物に関心を持ち始めた我が子に、「本物」との身近で濃密な出会いのきっかけを作っていきましょう!
相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはらとは?滞在時間の目安

相模原市にある淡水魚メインの水族館で、「相模川の生き物と環境」をテーマに約100種類の生き物たちが紹介されています。
館内は「人ゾーン」「川ゾーン」「生命ゾーン」に分類され、子どもでも飽きずに回れる広さです。
| 過ごし方 | 目安 |
|---|---|
| 展示を見るだけ | 1.5〜2時間 |
| 餌やり+ワークショップ参加 | 2.5〜3時間 |
| 外の広場でお弁当込み | 半日〜1日 |

6歳・3歳・1歳を連れて行ったときは合計3時間くらい滞在!展示だけなら1.5〜2時間でも回れますが、体験が濃いのでつい長くなります。
【人ゾーン】人と川のつながりを体感できる展示

最初に広がるのが「人ゾーン」。相模川と人々の暮らしがどう関わってきたのかがわかる展示です。
河川敷で見られる石の展示

実際に石を触って「ゴツゴツ」「ツルツル」を感じながら、色や形を観察することができます。どうして川の近くの石は丸いの?色がこんなに違うの?と疑問を持って考える姿が見えました。

ハートやおにぎりの形に大喜び!
大きな川・人・生き物のクイズチャレンジ

巨大なプロジェクターを使って、相模川を代表する生き物と一緒に「川・生き物・人がどんな繋がりをしているのか?」クイズチャレンジをすることができます。

小学生の社会科で出てくる内容も多く、学びとしては非常に濃いエリア!
カエル水槽

普段の生活で見ることが激減したカエルに興味津々!両生類は環境の変化に弱い生き物で、世界的に減少しているそうです。

擬態化したカエルを見つけるのに必死!「ジャンプしないかな〜?」とじーっと観察していました。笑
水中散歩水槽

魚が泳ぐ水面を実際に歩くことができます。最初は怖がって水の上を歩けない子どもたちですが、真上から魚を観察できる楽しさに、少しずつガラスの上も歩けるようになりました。

大人もOKなので、お子さんと手を繋いで渡っても楽しめます
おさかなの餌やり体験

やってみたい!というアトラクション欲求を満たしてくれるのが、この「おさかなの餌やり体験」です。小エビや貝を実際に触ったり、ウグイやコイに餌をあげることができます。
専用のエサは「つぶ」と「スティック」の2種類で、1個300円で販売しています。

魚たちが水面にびっしり集まってくる光景はまさに圧巻!魚の勢いがすごすぎて、手を突っ込んでエサをあげるには怖いかもしれませんが、これが子どもの好奇心を刺激します。

手を入れるのを怖がる息子と、大喜びで触りまくる娘。笑
魚の食いつきが激しく水しぶきが飛ぶこともあるため、お子さんは着替え&大きめのタオルがあると安心です。
「生き物に触れる体験が好き!」というお子様には魚の餌やりだけでなく、相模原麻溝公園のふれあい動物広場でモルモットやヤギとのふれあいもおすすめです。
→【レビュー】相模原麻溝公園ふれあい動物広場は子連れで遊べるコスパ神スポット
【川ゾーン】相模川を40mの巨大ロング水槽で再現

館内で最も「水族館らしさ」を感じるゾーン。大小様々な水槽が展示され、川の探索や相模川の水源から河口まで全113kmを長さ40mのロング水槽で表現しています。
上流〜下流の淡水魚

ロング水槽は長いスロープになっていて、河口側から進めばベビーカーでも通れます。途中クイズもあって、子どもが飽きない作りが散りばめられていました。

子供の目線の高さに水槽が設置されていて、とっても見やすい!
川の環境パネルと川底探検

川の中を移動しながら魚などの生き物を捕まえるゲーム感覚の展示。捕まえた生き物は映像で詳しく解説されるため、子どもはゲーム感覚で遊んでいるうちに、自然と淡水魚の知識を身につけていきます。

白いハンドルを回すと川のイラストが変化していく巨大パネルは、子どもたちが「誰が回すか」で喧嘩になるほど回しまくっていました。手を動かす楽しさで、川の環境の変化を体感できます。
おさかなのごはんタイム
10:30から15分程度「おさかなのごはんタイム」が開催されます。動きが活発になる魚たちを見ることができるので楽しいですよ!

土日祝は15:30から「おさかなのおやつタイム」も開催されています
ふれあいワゴン

11:30からと14:30から10分程度「ふれあいワゴン」が開催されます。カメやカエルなどの生き物を優しくタッチすることができます。
【生命ゾーン】生き物の多様性を知る展示+人気の「お魚ぬりえ」
CGシアターや大人気のお魚ぬりえなど、機器を駆使した遊びが充実!
お魚ぬりえ

タッチパネルで色を塗って、モニター内に自分が描いた生き物を泳がせることができます。
ぬりえのバリエーションも多く、何度もリピートしたくなる遊びで、子どもたちはどハマりしました!人気が高いので土日祝の混雑時は大行列ができています。

世界で1枚しかない貴重な子どものぬりえは、親なら写真に収めたくなります!
坂道お魚観察水槽

ドーナツ型の珍しい水槽で、中央から覗くと川の中に入ったかのような体験ができます。水流が再現されているので、魚たちの泳ぐ様子を観察することができます。
海の生き物水槽
相模川から海へと展示が移行していきます。エイやカクレクマノミなどを観察することができます。
ミニトーク

13:30から10分程度、テーマごとに飼育員さんが詳しい生態について解説をしています。
今回はヘビの「アオダイショウ」についてのお話でした。脱皮した皮を触らせてもらえたり、初めての体験が盛りだくさんです!ぜひ時間を合わせてみてください。

大人が聞いても「へぇ!」となる豆知識が満載ですよ
【特別企画展】かわりものいきもの展 ~ヘンだっていいじゃない!~

私たちが行ったときは「かわりものいきもの展 」が開催中。変わった見た目や生態を見ることができて、新たな発見と体験ができる素晴らしい展示でした。
2025年12月7日まで開催されています。
かわりものの「暮らし」

魚だけど陸上で生活するハゼや、家を借りないヤドカリなど少し変わった生き物を観察できます。
かわりのものの「姿」

哺乳類の中で唯一翼を持つコウモリや、コケに擬態化したカエルなど色々な姿を見ることができます。

ドクターフィッシュに指を食べてもらう体験もあって大興奮していました。
かわりものの「におい」

ポップコーンや果物の匂いがする生き物をクイズ形式で知ることができます。
かわりものの「鳴き声」

実際にイヤホンを使用して鳴き声を聴くことができます。笑い声に聞こえたり、悪魔のような声だったり…聴覚を使った展示は珍しく子どもたちも楽しんでいました。

年4回季節ごとに展示が変わるので、リピートしやすいのが魅力
【ワークショップ】子どもが夢中になる制作体験

平日は無料・土日祝は有料のワークショップが開催されています。子どもたちの自主性を尊重して思うままに作成できます。
今回は有料の「ねんどマグネット制作」でした。ワークショップの内容は毎月変わるので、行くたびに違う制作を体験することができます。
ワークショップは人気があり時間帯によって混雑しています。金額も400円とリーズナブルで「お土産を子どもが自分で作れる」満足度が高い体験内容でした。

我が家は子どもたちが待てなかったので後日、同じような道具を揃えて家で制作にチャレンジ!
営業日・料金・駐車場・子連れ向け情報
相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはらを満喫するための基本情報をご紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 〒252-0246 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1 |
| 電話番号 | 042-762-2110 |
相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはらの営業時間は 9:30〜16:30。休館日は 月曜日 ですが、月曜が祝日なら開館(振替休館なし) です。

長期休暇シーズンは休まず毎日オープン!ありがたすぎる!
土日祝日と長期休暇期間は再入館不可 なので、入館前に昼食の予定を調整しておくと安心です。
料金情報
| 区分 | 個人 | 年間パスポート | 団体(20名以上) |
|---|---|---|---|
| 大人(高校生以上) | 450円 | 1,350円 | 360円 |
| 小人(小・中学生) | 150円 | 450円 | 120円 |
| 65歳以上 | 220円 | 660円 | 170円 |
| 幼児(小学生就学前) | 無料 | ー | ー |

市内在住の小・中学生はなんと無料なんです!大人は年3回行けば、年パスは元が取れますよ
駐車場情報

相模川ふれあい科学館には 無料駐車場が3つ(第1・第2・第3) 利用時間は 9:15〜16:45です。土日祝日は特に混雑しますが、誘導員さんが案内してくれるので安心してください。

時間外は施錠されるので注意!
| 駐車場 | 台数 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 第1駐車場 | 乗用車29台 障がい者2台 | 公園正門前 | 狭い |
| 第2駐車場 | 乗用車23台 | 第1の道路向かい | 砂利敷・道路横断あり |
| 第3駐車場 | 乗用車45台 | 科学館北西側・裏手 | 少し距離あり |

第3駐車場まで満車の場合は、高田橋下の河川敷駐車場(徒歩約13分) を案内される可能性があります。

初めて高田橋下の河川敷駐車場に停めましたが、子ども3人連れで歩くのはかなり遠かったです…
休日の10:30に到着するとすでに全ての駐車場が満車!早めの到着をおすすめします!
駐車場が満車だった場合は、車でわずか10分の麻溝公園の本格アスレチックがおすすめです。→【相模原麻溝公園】本格アスレチックが無料!自然の中で子供の体力&学び◎
子連れ向けの情報

連れて行く価値を確信! 親子で楽しむ科学館の3つのメリット
大型水族館にはない「魚との距離感」と「学びの深さ」
大規模水族館とは異なり淡水魚に特化しているため、生き物をじっくり観察できます。展示も見やすく工夫がされているので、魚との距離が非常に近く感じられます。
「雨でも大丈夫」な快適な館内&室内遊びの充実
室内施設なので、天候に左右されずに楽しめるのが最大の安心材料です。雨の日はもちろん、夏の暑い日や冬の寒い日でも快適に過ごせます!
「他の室内施設も知りたい」という場合は、本郷台にあるあーすぷらざもおすすめです。→雨の日OK!本郷台の室内遊び場「あーすぷらざ」で子どもは大はしゃぎで詳細をチェックしてみてください。
公園や水遊び場とセットで一日遊べる周辺環境
科学館の周囲には広場や浅い水路があるので水遊びができたり、少し歩くとザリガニ釣りができる小川もあります。


タコ糸とエサを持っていけばあっという間にザリガニが釣れますよ〜
天気の良い日は午前中に館内で学び、午後は外で思い切り遊ぶという「学びと遊びの完璧な両立」が可能です。
相模川ふれあい科学館は子連れリピート確定の場所

相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはらは、コスパ・親の楽さ・そして子どもの学びと遊びすべてにおいてハイレベルな「神施設」でした。

特に未就学児は無料、市内に住む小・中学生は無料で入場できるのは驚き!
餌やりやワークショップ体験が充実している点は、親として非常に満足度が高かったです。
「自然や生き物を実体験として見せたい」という家庭にぴったり!自信を持っておすすめできます。ぜひ、次の週末のお出かけ先の候補に入れてみてください。
この施設が気に入った方には、近くの「相模原公園」と組み合わせた一日コースもおすすめです!
