帝王切開をする本人とそのご家族に読んでほしい
「帝王切開って、楽でしょ?」…そんな言葉が、ナイフよりも鋭く感じることがあります。
帝王切開は、れっきとした手術です。命を守るために、麻酔を受け、皮膚や筋肉を切開して、赤ちゃんをこの世に迎える方法です。私はこの帝王切開を4回経験しました。
帝王切開はギリ死なない切腹。
もう帝王切腹に名前を変えてほしいです。笑
「楽」な瞬間なんてひとつもなかった。時代が違えば死んでいます。
- 帝王切開に「予定」と「緊急」があることを知らない方
- これから帝王切開を行う方&ご家族
- 帝王切開の痛さと心構えを知りたい方
- 予後が気になる方
「帝王切開のリアルを知って欲しい」そんな私からの正直なメッセージです。
ママの頑張りは見えにくいけれど、確実にそこにあります。
予定帝王切開と緊急帝王切開は全然違う

帝王切開は「予定」と「緊急」で大きく流れが異なります。
特に緊急の場合は、自然分娩の方にも関係があるので、しっかりチェックしていただきたいです。
それぞれ詳しく説明していきます。
予定帝王切開とは?
検診時に自然分娩が困難と判断された場合に予定を組んで行います。
- 37週〜38週に手術日程の予定を組む
- 前日入院→翌日手術
- 全入院期間は平均9日間
解説していきます。
検診時の段階で逆子や双子、前置胎盤、帝王切開歴等がある経産婦の方は、赤ちゃんや母体にリスクが発生する確率が高くなります。
安全のために、事前に決められた日程で手術を行うことを「予定帝王切開」といいます。
経膣分娩は40週頃出産に対して、予定帝王切開は陣痛が来る前の37〜38週頃に手術。
入院期間は平均9日間です。

リスクの発生確率が高い時に、帝王切開になることを理解しておきましょう。
- 手術1週間前に手術前検査
血液検査・レントゲン・心電図・尿検査 - 手術・麻酔の説明を受ける
麻酔の種類や方法、リスクの説明 - 同意書の作成
輸血・手術の同意書を記入 - 前日入院
エコー、心拍の確認、点滴のルート確保 - 当日手術準備〜手術開始
手術前の点滴・浣腸をして手術室へ
緊急帝王切開とは?
胎児が危険な状態に陥っている場合に緊急で手術を行います。
- 母体の状態が危険な場合
- 自然分娩の進展が悪い
- 状況によって全身麻酔
- 入院が通常よりも長くなる可能性がある
解説していきます。
胎児の異常(心拍数の減少や酸素が足りない)母体の異常(妊娠高血圧症候群や大量の出血)自然分娩の進展が悪い時に急いで帝王切開を行うことを緊急帝王切開と言います。
また母体の状況によって全身麻酔を行うこともあります。
同じ帝王切開でも緊急の場合は回復に時間がかかり、入院期間が延長となることも。
リスクの差があるということをしっかり覚えておきましょう。
- 自然分娩中 or 病院に到着してすぐに手術準備
- 手術開始
急いで帝王切開を行うことを緊急帝王切開と言いますので、予定帝王切開の1〜3をすっ飛ばします。
同意書はパートナーの方が代理でサインするようになります。

危険度MAX。予定帝王切開と一緒にしてはいけません!
手術のステップ

手術室に入室してから1時間30分程で終了し、自室に戻るようになります。
進行手順は次の通りです。
- 手術準備
手術着・紙パンツへ着替えたら、胃薬と抗菌薬の点滴を落とし始めます。
便が出ていない場合は浣腸をして、手術室へ歩いて移動します。 - 手術室入室
ヘアキャップを装着し、いざ手術室。
血圧計の装着をして手術着を脱ぎます。 - 麻酔
手術台の上で膝を抱えて丸まり局所麻酔(脊椎麻酔または硬膜外麻酔)を行います。
※緊急帝王切開の場合は全身麻酔の可能性あり - 尿道カテーテルを挿入
麻酔が効いたら尿道カテーテルを挿入します。 - 切開
下腹部を横(または縦)で切開していきます。 - 赤ちゃんの取り出し
赤ちゃんを取り出す時、医師がお腹を押します。助産師が受け取り、母親と対面。その後赤ちゃんケアのため、一時離れます。 - 縫合
胎盤を取り出し、子宮を縫い合わせていきます。 - 母体ケア
腹部のレントゲン撮影・呼吸器モニターの装着・腹帯固定・体の拭き取りや手術着の着用・ストレッチャーへの移動を行います。 - 自室へ移動
ようやく全ての作業が終了し、自室へ戻ります。足に血栓予防のポンプを装着、鎮痛剤・抗菌薬の点滴・血栓予防の注射を行います。
緊急帝王切開の場合は麻酔からスタートします。母体の状況によっては全身麻酔に切り替え、輸血や酸素マスク着用を行います。
赤ちゃんの状況によっては蘇生術の実施、対面できないままNICUとなることもあります。
帝王切開後の痛みと心構え

手術が終わって自室に戻ってからが痛みとの戦いのスタートです。正直に言います・・・痛い!!
痛みの種類は「切開した傷の痛み」だけではありません。
- 術後、麻酔が切れてからのズーンとした傷の痛み
- 咳やくしゃみだけで腹筋が引き裂かれるような感覚
- 地獄の歩行練習
- 起き上がるのに5分かかる日々
- 眠りたいのに眠れない、授乳したいけど動けないジレンマ
- 悶絶の子宮収縮確認
- お腹の皮下注射が痛い
- 授乳で乳が岩になる
順番に解説します。
- 術後、麻酔が切れてからのズーンとした傷の痛み
術後少しずつ麻酔が切れるのがわかります。動かなければOKですが、痛い場合はすぐに看護師さんにヘルプを出しましょう。 - 咳やくしゃみだけで腹筋が引き裂かれるような感覚
些細な動作で悶絶します。帝王切開前後は風邪をひかないように注意が必要です。 - 地獄の歩行練習
予後の地獄スタート!自然分娩の方はスタスタと歩かれていて、違いに愕然。
ドラゴンボールの「重力100倍トレーニング」を彷彿とさせます。笑 - 起き上がるのに5分かかる日々
起き上がるのに5分、一歩進むのに10秒ぐらいかかります。行きたくなる前に行動を心がけましょう。
いつもの感じでトイレに向かうと完全に漏れます・・・。笑 - 眠りたいのに眠れない、授乳したいけど動けないジレンマ
寝返りのたびに針で刺される感覚。痛いので起きてしまいます。
赤ちゃんが泣いてすぐに授乳してあげたいのに、なかなか動けないジレンマも・・・ - 悶絶の子宮収縮確認
子宮の戻り具合を確認するため、看護師の方が傷口付近のお腹をぐいぐい押します。
容赦なく押す看護師さんがあの時、鬼に見えました・・・笑 - お腹の皮下注射が痛い
手術後から3日間、朝と夜お腹に血栓予防の皮下注射をします。子宮収縮確認程ではありませんが、こちらも痛いです。 - 授乳で乳が岩になる
子宮収縮とともに母乳が出始めますが、産後2日目に乳がカッチカチに固くなります。
自然分娩の方もですが、乳腺の開通マッサージが鬼のように痛いです。「乳首ドリルすなーっ!!」と叫びます。笑
術後のママに必要なのは「休息」
心も体も、ダメージを受けています。今思えば病院にいる時こそゆっくり休めるチャンスでもありました。
入院中もし赤ちゃんを預けられるのであれば、夜間は回復に専念しましょう。そして退院後1ヶ月は体力の回復に全集中をお勧めします。
退院=完全復活と勘違いされがちですが、全然違います。

退院=治ったと思いがちだけど、お腹切ってるんだもんね!
それぞれの手術体験談

緊急帝王切開1回、予定帝王切開3回を体験したはなまるママが、ここからリアルな手術の体験談をお伝えします。
まずは予定帝王切開のお話からスタート!
予定帝王切開の体験談
- 全裸でちょっと恥ずかしい
- 麻酔の体勢が辛い・そして痛い
- 麻酔が効いているか氷を当てる
- 赤ちゃんが産まれるまで10分!
- 赤ちゃんとの対面は1分!
- 縫合・母体のケアが意外に長い
順番に解説します。
- 全裸でちょっと恥ずかしい
麻酔科医の先生がイケメンでした。対する私はすっぴんでキャップを被った真っ裸の姿。
手術室のライトでバッチリ照らされて・・・穴があったら入りたかった。笑
手術が始まる前までは、なんだかちょっと恥ずかしかったです。 - 麻酔の体勢が辛い・そして痛い
お腹が臨月で大きいため、カイジの土下座ポーズがきついです。
しっかり丸まらないと脊椎麻酔が打てない→上手く刺さらず痺れる→やり直しになる(私やり直しました。笑)
耐えられる痛みではありますが、腕の注射よりも全然痛いですよ! - 麻酔が効いているか氷を当てる
脊椎麻酔が終わると横になって氷を当てながら麻酔の効きを確認していきます。
氷を当てられても冷たさを感じない、当てられている感覚すらないと変化していきます。 - 赤ちゃんが産まれるまで10分!
手術が始まってから10分程で「赤ちゃん出ますよ〜」と先生。
「え!?もう??」それが私の感想でした。
赤ちゃんを取り出す際にお腹を押すのですが、体がめちゃくちゃ揺れます。
「そんなに押して大丈夫?」と心配になる程でした。 - 赤ちゃんとの対面は1分!
自然分娩の場合は長く抱っこできるようですが、私の場合は抱っこもできないまま手を少し触れただけ。
対面1分程で連れ去られてしまいました。すり替えられても、わからないレベル。笑
赤ちゃんに異常がなければ自室で会えますが、私の場合は1/2の確率でNICUに行ってしまいました。 - 縫合・母体ケアが意外に長い
胎盤を取り出したり縫合する時間が大体40分程、母体のケアも同じく40分程でした。
赤ちゃんの取り出しが早かった分、時間が長く感じます。
なされるがまま・・・まな板の上の鯉状態でした。笑

手術は立ち会いができないから・・・こんな状態なんだね!
緊急帝王切開の体験談

緊急帝王切開が必ずしもこうではありません!あくまで私が体験した内容です。
こんな人もいることをご承知ください。
- 夢にも思わなかった緊急帝王切開
- 麻酔が効かないまま手術開始
- 嘔吐と全身の震えが止まらない
- 発熱と悪寒
- 赤ちゃんは大学病院へ緊急搬送
- 精神的にも肉体的にも限界を迎える
- 赤ちゃんは脳性麻痺と宣告
- 手術の翌日から大学病院に通う
- 出産に対する恐怖
順番に解説します。
- 夢にも思わなかった緊急帝王切開
痛みに耐えながら病院に到着すると、赤ちゃんの心拍が下がり危険な状態と説明がありました。
そのまま手術室へ移動しました。 - 麻酔が効かないまま手術開始
※常位胎盤早期剥離(胎盤が剥がれる状態)で赤ちゃんの生命が危険な状態だったため、麻酔が効く前にそのまま手術となりました。
両手足は看護師に押さえつけられ、お腹を切られる感覚、臓器を触られる感覚があり叫んだのを覚えています。
アジの開きのようでした・・・ - 嘔吐と全身の震えが止まらない
手術中の吐き気と震えで「初めて自分が死ぬかも」という感覚になりました。
手術中の出血量も1300mlと多めだったこともあるかもしれません。(通常は500〜1000以下)
輸血は行いませんでしたが、ある種のショック状態に陥っていました。 - 発熱と悪寒
麻酔の影響なのか術後に38℃の熱と凄まじい寒気。
電気毛布と厚がけをしても歯がガチガチなるほど震えが止まりませんでした。 - 赤ちゃんは大学病院へ緊急搬送
産まれた赤ちゃんの泣き声を聴くこともなく、心臓マッサージや蘇生術を施され大学病院へ緊急搬送。
夫は赤ちゃんと同行したため、私は真夜中にただ一人病院に取り残されました。 - 精神的にも肉体的にも耐えられなくなる
部室からの他の赤ちゃんの鳴き声が聞こえるのに、自分の赤ちゃんだけが居ない。なぜこんなことに・・・
精神的にも肉体的にも私にとって地獄で拷問されているような気分でした。 - 赤ちゃんは脳性麻痺と宣告
赤ちゃんはNICUで2ヶ月もの間、懸命な治療により命を取り留めましたが脳性麻痺で障害が出ると説明がありました。
その後入退院を繰り返し、生後11ヶ月で虹の橋を渡り天使となります。 - 手術の翌日から大学病院に通う
赤ちゃんに会いたい・産院に居たくないという理由で、手術の翌日から大学病院のNICUに通い始めました。
私の情緒がおかしくなっていたこともあり、産院は手術当日を含めて4日で退院。
※翌日から長時間の外出なんて今となっては信じられません・・・ - 出産に対する恐怖が消えない
最初に緊急帝王切開の強烈な体験したので、「帝王切開=想像を絶する痛さ」というトラウマが消えませんでした。
また同じようになってしまったらどうしようという恐怖が常にあるため、次の妊娠から病院に一人では行けませんでした。

辛いね・・・もしパートナーが緊急帝王切開になったら、ずっとそばにいられるようにしようと思ったよ!
保険は必須加入するべし!

保険が嫌いな私ですが、今回ばかりは必須です。いつ起こるかわからない交通事故や病気とは比べものになりません。
帝王切開=手術だからです。母体のリスクは少なからずありますし、極度の貧血で退院が伸びた友人もいます。
加入されていない方がいらっしゃったら、妊娠期間中だけでも加入を強くおすすめします。
- 帝王切開は保証が受けられる
一定条件を満たしていれば給付されます。 - 早期入院、入院延長などのリスクに備える
不測の事態に備える事ができます。 - 心理的金銭負担を軽減して母体に集中するため
個室に入りたいけど入院期間が延びるとお金がかかってしまう・・・
このように心理的金銭負担がかかります。産後の母体に集中するためにも保険はとても有効です。 - 子宮筋腫・卵巣嚢腫など女性特有の病気もカバーできる
出産をきっかけに婦人科の疾患が見つかるケースも珍しくありません。
女性特約があると、乳がん・子宮がん・卵巣の病気など、女性に多い疾患を手厚く保障してくれます。
これから妊娠・出産を考えている人は、保険の見直しを強くおすすめします。
赤ちゃんの保険も加入検討してほしい
「誰もが無事に出産して予定通り退院できること」が当たり前ではありません。出産のリスクは数えきれないほど沢山あって、何が起きるか全く予想はできません。
私は一人目で脳性麻痺の赤ちゃんを出産した経験から、二人目以降は必ず赤ちゃん保険に加入していました。
- 加入時期が早いと保障の開始も早い
出生と同時に保障がスタートし、もしもの医療費をカバーできます。 - 健康状態によっては出産後の加入が難しい
出産後、赤ちゃんに病気や異常があると、保険加入を断られる場合があります。(私の場合、脳性麻痺では出産後はどこにも入る事ができませんでした。) - 妊娠中の母体のリスクもカバーする保険もある
万が一の妊娠・出産トラブルも保障対象となる商品もあります。
妊娠中から加入できる赤ちゃん向けの医療保険や生命保険が増えてきています。
これらの保険は、「出生前契約」や「胎児保険」とも呼ばれ、赤ちゃんが生まれたその日から、医療保障などがスタートできるのが特徴です。
帝王切開や早産、低体重児、NICU入院など、生まれてすぐに医療が必要になるケースも少なくありません。
出産リスクをしっかりと理解して欲しいと思います。
実際に私自身、第一子が長期入院→手術も経験をしましたが、後から保険には加入できませんでした・・・

「他人事」ではなく「自分ごと」として考えましょう!
帝王切開の質問コーナー

Q.帝王切開って何回できるの?
A .明確な回数に制限はないが、安全に産める回数としては3回
帝王切開は年齢・回数・母体の状態によって回数が異なり、明確な制限はないようです。
ただ” 制限がない=何回でも産める ”ではないので注意しましょう。一般的には「3回まで」と提唱している産院が多いようです。
その理由として以下にまとめました。
- 癒着のリスク
本来離れていなければならない組織同士が、炎症や手術などの原因でくっついてしまうこと - 子宮破裂のリスク
子宮の壁が裂ける重篤な症状(母体死亡率は1〜2%/胎児死亡率は50〜80%) - 前置胎盤のリスク
胎盤が通常より低い位置に付着し、子宮の出口(子宮口)を覆ってしまう

帝王切開の回数分リスクが上がるよ!
Q.次の妊娠まで、どのくらい期間を空けるの?
A.最低1年は間隔を置きましょう
切腹して一命を取り留めた状態です。次の妊娠は1年以上あけることを推奨しています。
皮膚や筋肉、子宮とメスを入れて縫い合わせているので回復にはそれ相応の時間がかかります。
文明が発展しても、いまだに自然治癒しか方法がないのです。サイヤ人の悟空でもない限り待つしかありません。笑
また、次の妊娠・出産時の帝王切開は前回と同じ傷跡を切ることになります。勇ましい武士でも切腹は人生に1回なはず。

どうしても早く欲しいと言う方は医師としっかりご相談しましょう。
Q.はなまるママは何歳で何回帝王切開?違いはありましたか?
A.30歳・31歳・34歳・36歳 計4回
4回目は明らかに前回とは違う腹痛を体験しました
1回目が緊急帝王切開、後の3回が予定帝王切開です。2回目以降は全てNICUがある大学病院で出産をしています。
4回目の妊娠では癒着はないものの子宮壁が薄くなっていて、9ヶ月頃から赤ちゃんが動くたび明らかに前回とは違う腹痛を感じ始めます。
ひどい時は痛くて眠れない、動けない状態でした。子宮破裂の危険性があったため4回目は37週で手術を実施。
医師からは「今回早めて正解だった。子宮破裂の可能性は高く、もし5回目がある場合は子宮の状態からもっと早く出さなければいけない」とお話を受けました。

やはり回数と比例してリスクはどんどん上がっていきます。
Q.傷の状態はどうですか?
A.縦に15cm程で、ケロイド状に大きく傷跡が残っています
術後は腹帯必須!
通常予定帝王切開の場合は「横切り」が一般的ですが、私は緊急帝王切開だったため「縦切り」です。
大きさはだいたい15cmと大きめで、”ミミズちゃん”が誕生しました。

傷の回復は個人差があります。
手術から1年経ちますが、色は薄紫色でぷっくりと盛り上がっています。
傷口が縦だからなのか、ズボンのファスナーや抱っこ紐などが擦れてとにかく痛かったです。
術後半年くらいまでずっと腹帯を巻いていました。

傷口ケア商品も沢山試したので、また別の記事でご紹介します!
Q.痛さはどのくらい続きましたか?
A.傷口の痛みは3ヶ月くらいまで
チクチクした引きつる痛さはずっと継続
痛み止めを貰っていたので1ヶ月くらいまでは飲み続けました。
2ヶ月目以降は楽になっていきますが、重いものを持ったりすると痛みが出たりします。
傷の痛さが落ち着いてくると、今度は痒さにも悩まされました。
季節の変わり目はチクチクと痛み出すことは1年経っても変わりません。
Q.通常の生活に戻れるまでどのくらいですか?
A.母体の検査をして、医師から許可が降りればお風呂OK!
運動などは3ヶ月以降が目安
1ヶ月検診の時に医師からOKが出るまで基本的にシャワーのみです。傷口は清潔に保ち、安静が第一です。
ギリ死なない切腹ですからね!腹切ってますから!笑
体重を減らしたい気持ちもありますが、運動など傷口に負荷がかかることは最低3ヶ月以上経ってから行いました。
Q.生理はいつから再開しましたか?
A.半年〜1年にかけてが多い。
一概に言えないのですが、私は半年で再開が2回、1年以上開いてから再開したが2回時ありました。
その違いは精神的ストレスの負荷の差だったと思います。半年で再開した2回、いずれも過度にストレスを感じる生活をしていた時です。

不安がある時は溜め込まずに、誰かに助けを求めましょう
産後は誰かの手を借りるべき
産後のママは自分の身体と赤ちゃんのことで頭がいっぱいです。産後は誰かの手を借りるべきだと私は思います。
パートナーにお願いしたいのは提出書類関係です。実際赤ちゃんを産むと提出書類の山・・・
下記はほんの一例ですが、赤ちゃんがNICUなどに入院した場合はもっと書類が増えます。
出生届・出征連絡票・児童手当・乳幼児医療費助成・出産育児一時金の申請・健康保険加入の申請・出産育児金の申請・育児休業給付金の申請などなど
実際私は申請漏れがあり、2万円×2回を受け取れなかった経験があります・・・泣
申請期限が決まっているものもあるので、抜け漏れがないように注意してください!

提出書類は別の記事でしっかりご紹介しますね!
サポート事業や家事代行の手を借りよう
出産後に、「育児を手伝ってもらえる人がいない」「体調がすぐれない」などの不安を抱えているお母さんが、宿泊や通所、助産師等の自宅への訪問によって、心と体のケアを受けることができます。
また一時預かりや送迎などが可能なファミリーサポートやベビーシッター・家事代行などの民間事業も年々増えています。
「子供と自分、同じくらい大切に」頼る選択肢は沢山あることを忘れないでください。
最後に:どんな出産も、はなまるです◎
「帝王切開は怖くないし痛くない」そう言ってあげたいのは山々ですが、お腹にメスを入れるのは「楽」ではありません。
怖くて痛いことやリスクを沢山書きましたが、これが帝王切開のリアルです。
色々な痛みを乗り越えて、あなたの赤ちゃんはこの世界に出る事ができる。
「時代が違えば死んでいた」あなたは命をかけて、わが子を迎える立派なお母さんです。
そんなママを少しでも理解して、サポートできる世の中になっていくことを願っています。
この記事が誰かの味方になれますように。
すべての帝王切開ママ・そしてママを支えるご家族の方に、はなまるを贈ります◎

最後までお付き合いいただきありがとうございました!!