子どもが何度見ても笑顔になる、お気に入りの絵本たちに出会っていますか?
毎月20冊以上の絵本を読む中で、私は見つけることができました!
今回は我が子が夢中になって何度も読んだ、ずっと手元に残したい絵本11選を紹介します。
繰り返し読み続けることで得られる成長・親子の絆・学びがこの本たちにはあります。
- 絵本を通じて子供の成長を感じたい人
- 子どもの笑顔が見たい人
- 親子の繋がりが強くなる絵本を探している人
- 絵本のある育児の価値を大事にしている人

1,000円以下の絵本をくりかえし読めばコスパ最強ですよね
0〜2歳が夢中になって何度も読んだ絵本11選

読み聞かせをきっかけとして、言葉のシャワーを浴びせてあげてください。
大好きなパパママの声で絵本を読むと、赤ちゃんは絵本に興味を持つようになります。
いないいないばあ(瀬川 康男)


- 対象年齢 :0歳〜
- 定価 :880円(本体 800円)
- 読むタイミング:子供の活動時間
- 子の反応 :スキンシップ・真似っこ
「いないいないばあ にゃあにゃが ほらほら いないいない……」
「いないいないばあ」の文章は、作者の松谷みよ子さんが子育ての中でわが子に語りかけていた言葉が元になっています。
引用:童心社
産まれて初めて子どもにプレゼントした絵本です。
絵本の王道中の王道!持っていない人はいないのではないでしょうか?
この絵本は、登場する動物たちと必ず目が合うようになっています。
目があうことの重要性はしっかりと証明・検証されています。
アイコンタクトを伴うコミュニケーションは乳児の言語機能の発達を促進することが報告されているが、本研究結果よりアイコンタクトが前頭前野を賦活することに関係があると考えられる。
赤ちゃん主体で絵本が見られるよう工夫されているところが、笑顔と発語を引き出すポイントなのかもしれません。

757万部の超超ロングベストセラー!絶対手に入れたい絵本です
子どもを夢中にさせる読み聞かせポイント
- 「ばあ」の擬音を少し強めに強調する
- 笑顔や声出しの反応が出るようになったら、一緒に「いないいないばあ」をしてあげる
- 子どもの反応を優先して読み進める
いないいないばあシリーズおまとめセットもおすすめです。
ねないこ だれだ(せな けいこ)


- 対象年齢 :1歳〜
- 定価 :880円(本体 800円)
- 読むタイミング:子供の活動時間・寝る前
- 子の反応 :指差し・恐怖
おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れて行ってしまいます。シンプルなはり絵と独特のストーリーで、子どもたちをひきつけてやまない赤ちゃん絵本です。
引用:複音館書店
6ヶ月くらいから繰り返し読み続けている大切な絵本。
絵本の言葉のリズムが心地よく、子どもは物語に釘付けです。
絵本に出てくるおばけは子どもにとって怖いものですが、「怖い」は感情を豊かにしてくれます。
おばけの世界に連れて行かれることを恐れて、自分の足がなくなっていないか確認する姿は胸キュン間違いなし。

子どもの感情を動かす絵本は貴重です
子どもを夢中にさせる読み聞かせポイント
- 絵本の雰囲気に合わせて、落ち着いたトーンで読む
- 言葉のリズムがいい絵本なので、テンポよく読む
- 絵本を読んだあと、子どもの足を確認する
くっついた


- 対象年齢 :0歳〜
- 定価 :880円(本体 800円)
- 読むタイミング:子供の活動時間
- 子の反応 :指差し・スキンシップ・真似っこ
ページをめくると…、くっついた! そのくり返しが楽しいあかちゃん絵本。金魚、アヒル、ゾウ、サルが、思い思いのやり方で「くっついた」。最後は、あかちゃんをはさんで、お父さんとお母さんも一緒に「くっついた」
引用:こぐま社
繰り返しのリズムが心地よい絵本です。
6ヶ月くらいからこの絵本を読み始めました。
くっついたを読みながらくっつくスキンシップができて、子どもの反応も良かったです。
1歳を過ぎてくっつくということが理解できるようになると、自分からくっついてくれます。
大人も嬉しいスキンシップがたくさん詰まった絵本です。
絵本と同じようにくっついてみて、親が笑顔になるのを1歳ながらに観察するんです。子どもの観察力と学ぶ力を改めて絵本を通じて実感できるはず。

絵本を見て、子どもが学んで行動する瞬間に立ち会える!
子どもを夢中にさせる読み聞かせポイント
- くっついたの部分を強調して読む
- 笑顔や声出しの反応が出てきたら一緒に「くっついた」を実践する
- 家にある人形や身近なもの同士でくっついたを再現してあげる
だるまさんころんだシリーズ3冊(かがくい ひろし)


- 対象年齢 :0歳頃〜
- 定価 :2,805円(本体2,550円)
- 読むタイミング:子供の活動時間
- 子の反応 :声出し・真似っこ
「だ・る・ま・さ・ん・が」左右にうごくだるまさん。ページをめくると…あらら、びっくり!大わらい!
引用:ブロンズ社
絵本シリーズ累計1,000万部を突破した大人気シリーズ!
絵本の話はシンプルだけど、飽きない内容で子供も大人も魅了されます。
音・動きの真似がしやすく、食いつくポイントを押さえています。
3部作となっていて流れは一緒ですが、擬音や視覚を違ったかたちで刺激できる面白い作り。
収納ケースもついている3冊セットがおすすめ。

親子のコミュニケーションがとりやすく、楽しめる絵本!
子どもが夢中になる読み聞かせポイント
- 言葉のリズムがいい絵本なのでテンポよく読む
- 子どもの反応が見られたら、絵本と同じ場面を指差ししたり真似てスキンシップを取る
- 擬音が多く多様されているシリーズは、声色を変えて読む
おつきさまこんばんは(林 明子)


- 対象年齢 :0歳〜
- 定価 :990円(本体 900円)
- 読むタイミング:子供の活動時間・寝る前
- 子の反応 :真似っこ・あいさつ
にっこり笑顔で「こんばんは」。まるで話しかけてくるようなお月さまのやさしい表情に子どもたちも思わずにっこり。
引用:複音館書店
子どもはお月様のように、丸いものが大好きで赤ちゃんでも必ず目で追っています。
我が子は3人ともこの絵本に夢中になりました。
2歳と6歳は日常でおつきさまを見つけると昼夜関係なく「こんばんは」とあいさつしています。
絵本に出てくる「こんばんは」ですが、小さい子どもは夜外に出て人に会うことがほとんどないため「こんばんは」という言葉の存在を知りません。
絵本を通じて、時間帯によってあいさつが違うことを覚えられると素敵ですね。

おつきさまの表情に変化があって楽しい!
子どもを夢中にさせる読み聞かせポイント
- 「こんばんは」の部分は子どもに語りかけるように読む
- 絵本の表紙と背表紙の絵の違いを見せる(裏表の絵で遊んだりすると楽しい)
- 絵本に出てくる猫や雲の話をしてみる
くらいくらい(文:はせがわせつこ・絵:やぎゅうげんいちろう)


- 対象年齢 :0歳〜
- 定価 :880円(本体 800円)
- 読むタイミング:子供の活動時間
- 子の反応 :指差し・スキンシップ
暗い部屋で、電灯のスイッチを入れることによって、一瞬のうちに闇が光へと変わる喜びをユーモラスに描いた画期的な赤ちゃん絵本です。
引用:複音館図書
読むたびに暗いお部屋にいるのは誰かなー?と考えたり、絵本のボタンを押したり楽しんでいました。
兄弟で絵本のボタン争奪戦が始まります。笑
子供が1歳半〜2歳くらいになると、夜帰宅した時は必ずこの「くらいくらい」のくだりをやっていました。
夜寝るときも「リビングの電気を消して、廊下の電気をつけてちょうだい」というと、寝たくないとごねていた子供もあっという間に寝室へ移動してくれます。

絵本の内容で行動を促すことができるくらい影響力抜群!
子どもを夢中にさせる読み聞かせポイント
- 電気が「ついた!」のときの声のトーンを明るくする
- 言葉のリズムがいい絵本なので、テンポよく読む
- 子どもが手を伸ばしたら、スイッチを押させてあげる
- 実際に家のスイッチを押して体験させてあげる
おおきくなったら(きむらゆういち)


- 対象年齢 :1歳〜
- 定価 :715円(本体650円)
- 読むタイミング:子供の活動時間
- 子の反応 :体験・想像
スライドさせると中から絵が出て来るしかけ絵本。「オタマジャクシが大きくなったら何になるかな?」ページをスライドさせると「カエルさ〜ん」と絵が変わります。
引用:小学館
この絵本は仕掛け絵本で、アイディアが沢山詰め込まれています。
10ヶ月くらいから絵本を見せていますが、仕掛けが不思議で一人遊びするほど興味を持ちました。
おたまじゃくしが大きくなったら何になるのかな?と学びも詰まっています。
手を動かしたり、絵が動いたりが楽しくて兄弟で取り合いになることも・・・絵本が壊れて補修しているほど読んでいます。
どんなものでも成長する・最後は自分も成長すると知ることができる貴重な絵本

厚紙素材で、小さい子が触っても破けにくくていい!
子どもを夢中にさせる読み聞かせポイント
- 仕掛け絵本を実際に自分で触らせてあげる
- スライドさせたとき、リアクションをとる
- 言葉が喋れるようになってきたら「何になるかな?」と対話形式で読む
ぴょーん(まつおか たつひで)


- 対象年齢 :0歳〜
- 定価 :858円(本体780円)
- 読むタイミング:子供の活動時間
- 子の反応 :真似っこ・学び
「かえるが・・・ぴょーん」「こねこが・・・ぴょーん」ページをめくると次々にいろんな動物がジャンプします。くりかえしが楽しい絵本です。
引用:ポプラ社
この絵本はくりかえしが好きな子どもにはドンピシャです。
くりかえす絵本は子どもにとって次の予測がしやすく、読みやすいので好かれる傾向にあります。
我が子は絵本が破れるまで読んでいるハマりっぷり。笑
「この子は飛べるの・この子は飛べないの」としっかり学びもあります。

いろんな動物や虫が出てくるので学びも多い!
子どもが夢中になる読み聞かせのポイント
- 「カエルが・・・」は少し間を置いてから「ぴょーん」声のトーンを上げて読む
- ページ数が少しあるので、テンポよく読んであげる
- 言葉が理解できるようであれば、「飛べるかな?飛べないかな?」とクイズにする
きゅっきゅっきゅっ(林 明子)


- 対象年齢 :0歳〜
- 定価 :990円(本体900円)
- 読むタイミング:子供の活動時間
- 子の反応 :声出し・指差し・真似っこ
あかちゃんとぬいぐるみの動物たちが「おいしいスープ いただきまーす」。でも、ねずみもうさぎもくまも、うまく飲むことができません。お腹、手、足にスープをこぼしてしまいます。
引用:複音館書店
離乳食を始めた6ヶ月ごろから読み聞かせました。
日常生活で起こるシュチュエーションをうまく絵本にされていて、子供に想いを伝えやすいです。
子供は口を拭くことを嫌がることが多いですが、そんな時にうってつけの絵本。
この絵本を繰り返し読むうちに、拭かれること・拭いてあげることができるようになります。

嫌がることでも好きにさせる魔法のような絵本
子どもが夢中になる読み聞かせポイント
- 「拭いてあげるね。きゅっきゅっきゅっ」をゆっくり読む
- 実際にガーゼで絵本を拭く真似をして読む(子どもがやりたがったらやらせてあげる)
- 実際の子どもの食事の時に、同じフレーズを言って拭いてあげる
まてまてまて(案:こばやしえみこ・絵:ましま せつこ)


- 対象年齢 :0〜2歳頃
- 定価 :定価 990円(本体 900円)
- 読むタイミング:子供の活動時間
- 子の反応 :指差し→声出し→体遊び
ハイハイやアンヨが得意になった子どもたちは、追いかけてもらうのが大好き。「まてまてまて」は、そんな子にぴったりのわらべうたです。仲良しのぬいぐるみが次々追いかけてきて、最後にはお母さんが「つかまえた!」
引用:こぐま社
絵がとても優しいタッチで親しみがあります。
この絵本を読むと、8ヶ月頃から指差しと声出しで反応するようになりました。
1歳を過ぎる頃から絵本と同じように追いかけっこをすると、声を出して大笑いするのがたまらなく可愛い!!
だんだんと言葉を覚えると動物の名前を言ったり、声に出して読むようになります!
絵本の内容は変わらないのに、「子どもが成長すると読み方が変わる」と実感ができるすごい絵本!

ここまでシンプルな絵本でハマるとは想像もつかなかった!
子どもが夢中になる読み聞かせポイント
- 言葉のリズムがいい絵本なので、テンポよく読む
- 「つかまえた」のときは目を合わせる
- 実際にまてまてまての絵本通りに追いかけっこをする
くだもの(平山 和子)


- 対象年齢 :2歳頃
- 定価 :定価 990円(本体 900円)
- 読むタイミング:子供の活動時間・食前
- 子の反応 :指差し・食への関心・興味
ページをめくるたび、もも、ぶどう、なし、りんごと、子どもたちに身近な果物が、まず丸ごとの形で示され、次に食べやすい形で「さあ どうぞ」と差し出されます。
果物のみずみずしさを丁寧に書き出した絵に、子どもも大人も夢中になること間違いなしの食べ物の絵本です。引用:複音館書店
水彩絵具で描かれた絵がとてもリアルで、8ヶ月頃から手を伸ばすようになりました。
1歳では絵本から果物をつかむ真似をして、ママに食べさせてくれます。
おやつ前にこの絵本を読むと、よだれが出ていました。
2歳頃では「いい匂い!酸っぱい!」と子供自身で想像して物語を楽しむようになります。

絵本に合わせて、食べ物を買って食べてみてもいい反応が見れる
子どもが夢中になる読み聞かせのポイント
- 言葉のリズムがいい絵本なので、テンポよく読む
- 2回目以降は絵本の果物を口に運ぶそぶりをしてみる
- 言葉が理解できるようになったら「どんな味がする?」と対話してみる
- 実際に絵本で読んだ果物を食べる
0・1・2歳の絵本を繰り返し読み続けるメリット4点

絵本を読んで子供にマイナスになることは1つもありません。
子供達に与えるプラスの影響は具体的にこの4点
- 0歳頃〜セリフを覚えておしゃべりが上手に
- 絵や音から語彙力や記憶力UP
- 一緒に笑う時間が増えて親子の絆が深まる
- 絵本が会話のタネになる(「これって○○みたい!」)
セリフを覚えておしゃべりが上手に
言葉に自信がつくと、おしゃべりがどんどん楽しくなって、表現力も豊かに育っていきます。
2歳までにだいたい200〜300語の単語を覚えますが、絵本を繰り返し読むことで子どもが登場人物のセリフやフレーズを自然と覚えます。
絵本を読むと日常では使うことのない「言葉のシャワー」を浴びせることができますよね。
特に「くっついた!」「いないいない、ばあ!」などリズムのある言葉は特に覚えやすく、遊び感覚で発話につながります。
絵本が会話のタネになる(「これって○○みたい!」)
絵本の中のフィクションと現実のノンフィクションが繋がるようになります。
読み聞かせは、子どもにとっての“対話の入り口”「これ、○○ちゃんと一緒だね!」「さっきの公園のすべり台に似てる!」と、絵本の内容が日常にリンクし始めると会話がぐっと広がります。
自分の体験と重ねたり、想像を言葉にしたり――そうした積み重ねが語彙力や発想力、さらにはコミュニケーション力の土台になります。
絵や音から語彙力や記憶力UP
絵本は「見る」「聞く」「感じる」をフル活用する教材のようなもの。
鮮やかな絵とストーリーに夢中になりながら、言葉の意味や使い方を自然に覚えていきます。
同じ絵本を読むたびに「次はこうなるよね!」と記憶を働かせるので、記憶力も育ちます。
音の響きや擬音語を通じて、感性やリズム感も身についていきます。

テレビを見ていた時のこと。
工具が紹介されると子供が「知ってる!こうやって使うんだよ」と反応。
なんで知ってるの?と聞くと、絵本に載っていたというのです。
絵のサイズは5㎝でその説明文は一切なく、私はその絵の存在に気づいていませんでした。
子供は絵を観察し、自分なりにどう使うのか理解・記憶していたのでしょう。
絵本ってすごい!と実感しました!
一緒に笑う時間が増えて親子の絆が深まる
子供と一緒に絵本を読める時間は有限ではありません。
絵本で子どもが笑ったタイミングで一緒に笑う――それだけで、心の距離はグッと縮まります。
毎日少しの時間でも「絵本の世界を一緒に楽しむ」ことは、子どもにとって「大好きな人が自分に向き合ってくれる安心感」そのもの。
親にとっても子どもとの絵本時間は、忙しい育児のなかでホッとできるかけがえのない癒しの時間になります。
親子を繋ぐ架け橋となる読み聞かせ絵本、その時間は想像よりもずっと短くて小学生にもなれば一人で読むことを好むようになります。
まとめ|絵本は“育児の魔法”!何度も読みたくなる絵本をそばに

何気なく読んでいた絵本が、ある日ふとした会話で子どもから飛び出してきます。
「これ、びょーんみたい!」「おたまじゃくしはカエルになるんだよね」なんて言われたとき、この子の世界にちゃんと絵本が根付いているんだなって嬉しくなります。
絵本を通じて、子供の喜ぶ顔と成長を間近に感じることができる、そんな絵本こそ「手放したくない」と思うようになるのではないでしょうか。
絵本は静かに読んで子どもの想像を膨らませたり、リアクションをとって楽しんだり、なんだろう?と一緒に話し合ったりと沢山の楽しみ方があると思っています。
いろいろな方法で絵本を読むからこそ、子どもは夢中になる。
子どものために素敵な絵本を探すあなたは、間違いなくはなまるです◎
この絵本たちが親子の宝物になりますように。