朝から予測不能な子どもの行動に振り回されて、出発時間が迫る…余裕がなくなり、つい感情が爆発してしまった。そんな経験ありませんか?
一日の始まりだからこそ、気持ちよく過ごしたい。何か方法があるはずだ!と試行錯誤の日々。
トライアンドエラーの末にたどり着いたのが“夜にちょっと仕込む”という方法です。
前日に、服や持ち物をセットしておく、洗濯やお弁当を夜に済ませる…それだけで、朝は「起きる→着替える→朝食→出発」がスムーズに進むように!
この記事では、1歳3歳5歳の3児ワーママである私が実践している「夜のルーティーン」や「子どもたちが自分で動く朝支度の仕組み」をご紹介します。
毎朝イライラしていた私が、子どもたちの様子を”見守る余裕”を持てるようになった、そんな変化のヒントがきっと見つかります。
夜のひと工夫で「考えない朝」をつくる

毎日同じことを繰り返しているはずなのに、なぜかバタつく…その原因、実は判断疲れかもしれません。
人は一日に約35,000回も判断していると言われています!
特に朝は脳が最も活発に動くので、大事な判断力は子どもの対応に温存したいところ。
そこで私が取り入れたのが、夜のひと工夫で判断回数を減らす仕組み作りです。
「朝起きて、何着よう・何食べよう・持ち物なに?」は夜のうちに済ませてしまいましょう。
夜に済ませる!朝ラク家事のルーティーン
朝の準備をスムーズにするためには「夜の準備」がとても重要になってきます。
明日の洋服&保育園の持ち物は夜セット

帰宅後すぐに翌日の服と保育園の持ち物をセットします。
「自分のことは自分で」を意識してもらい、長女は完全自立、長男は一緒に確認しながら準備しています。
内容 | 長女(5歳) | 長男(3歳) |
---|---|---|
洗い物を洗濯機へ | 自分でできる | 自分でできる |
翌日の持ち物準備 | 自分でできる | 一緒に準備 |
朝着る服をセット | 自分でできる | 一緒に準備 |
真冬は部屋が寒く着替えを渋るので、翌日の服を着せて寝かせることもあります!笑
「朝の工程を減らす」がモットー!
洗濯は夜に“回して→干す”まで完了!

夜のうちに洗濯から干すまで済ませれば、朝の一手間が減ります。
冬以外は、夜干しで朝乾いていることも多く、室内干しの場合はサーキュレーターをタイマーで回して乾かしています。

洗濯が2回必要な日は「夜1回→朝1回」に分けています
翌日のお弁当は夜に作って冷蔵保存

朝のお弁当作りは思っている以上に負担が大きい!
我が家では夕飯の準備と並行してお弁当を作り、冷蔵庫で保存。

夏場は冷凍食品を詰めると、保冷剤代わりになります
自分のバッグは玄関前にセットしておく

バタバタする日に限って、必ずと言っていいほど自分のものを忘れる私…笑
帰宅後タオルなどを入れ替えたら、翌日のために玄関に自分のバッグをセットしておきます。
夜21時には寝室へ、自然な早起きにつなげる
子どもたちは夜21時には寝室へ行き就寝すると、朝は自然に起床!
機嫌もよく、スムーズに朝の支度へ移行しています。
早寝早起きの習慣づくりの記事はこちら
子ども3人でも朝が回る!自走する朝支度ルール

いよいよ朝支度のルールをご紹介したいと思います。
夜のひと工夫は万全の状態でも、子どもたちの朝支度によって遅刻リスクが急激にUP!
子どもの朝ルーティーンを習慣化できるかが成功のカギ。
「着替えてから朝食」が我が家の鉄則

以前は「朝食⇨着替え」だったのですが、着替え渋りで遅刻連発…。
順番を「着替え→朝食」に切り替えたら、腹ペコな子どもたちはすぐ着替えるようになった。笑
“なかなか着替えない=調子が悪いのかも”とイレギュラーに気づくこともできるようになります。
朝はテレビをつけない
我が家の遅刻の原因No.1だったのはテレビ!!
テレビをつけると、子どもたちの全ての動きがストップ。笑
今では朝はテレビなし、帰宅後に見るルールにしています。
朝ごはんは「2択制」で迷わせない

朝食は「食パン or 冷凍おにぎり」のどちらか2択制にしています。
おにぎりの冷凍庫ストックは、帰宅後の空腹しのぎに大活躍!

栄養?それは保育園のお昼ごはんでとってきて!!笑
食べ終わる時間を伝えておく

「時計の針が○までに食べ終わろうね」と終わる時間を伝えています。
遊び食べをしたり食べ始めの時間が遅れて間に合わないこともありましたが、基本ルールを変えずに繰り返していくと時間内にしっかりと食べ終わるように!
配膳・片付けは自分で行う

朝食の準備ができたら自分たちで配膳し、食べ終わったら流しまで片付けをお願いします。

私は食べこぼしを綺麗にすることに専念!笑
我が家の夜・朝のタイムスケジュール表
私と子どもたちが「帰宅後から就寝するまで」と「起床してから自宅を出発するまで」のタイムスケジュールを図にまとめました。

時間 | 子ども | 大人 |
18:00〜 | ・保育園バックの準備 ・自由遊び | ・子どもの準備の補佐 ・夕飯の準備 ・お弁当作り |
19:00〜 | ・夕ご飯 ・お風呂 | ・夕ご飯 ・お風呂 |
20:00〜 | ・自由遊び ・絵本の読み聞かせ ・歯ブラシ | ・食器洗い ・洗濯 ・子供と遊ぶ ・絵本読み聞かせ |
21:00〜 | ・就寝 | ・寝かしつけ ・自分時間スタート |

子どもの自由遊びの時間に、いかに家事を進めるかがカギ!

時間 | 子ども | 大人 |
6:00〜 | ・就寝中 | ・起床 ・着替え |
6:30〜 | ・起床 ・おむつ替え ・お着替え | ・化粧 ・朝食の準備 ・着替えの補佐 |
7:00〜 | ・朝ごはん ・検温 ・水筒・連絡ノートのセット | ・朝ごはん ・ゴミ出し ・連絡ノート記入 ・子どものヘアセット |
7:40〜 | ・歯磨き ・保育園バックを持つ ・出発 | ・歯磨き ・忘れ物チェック ・出発 |

自分でできることは、自分でやってもらうことがカギ!
まとめ|夜のひと工夫が、家族の朝を変える!
忙しい朝を変えるためのカギ、実は「夜」にあります。
前日にどれだけ翌日のために動けるか?この違いでバタバタな朝が驚くほどスムーズになりました。
急かす育児から”見守る育児”にシフトできると、心にも時間にも余裕が生まれます。
完璧なんて必要ありません。できない日があってももちろんOK!
できることから少しずつ“夜のひと工夫”を、あなたの暮らしにも取り入れてみませんか?
朝のバタバタは“夜のひと工夫”で変えられる!3児ワーママが実践する夜ルーティーンと、子どもが自走する朝支度の仕組みで、余裕ある毎日へ。
保育園準備もお弁当も“前夜”で完結。忙しい朝を劇的にラクにする、子どもが自走する仕組みと家事ルーティーンの作り方とは?